常に早急な結果を求めてしまう癖。

現代はスピード社会。

昔の時代に比べれば圧倒的に、願いが叶いやすい社会です(特に日本は)。

・気になったことを調べたいと思ったらインターネットですぐに調べれる。

・○○を食べに行こうと思えば、お金と時間と行動があればすぐに食べに行ける。

・○○を買いたいけど、出かけるのは面倒だからと思えばネットショッピングで購入することが出来る。

・仕事面では、期限が決まっているものノルマのあるものが多く、時間を長々とかけていることは出来ず、早急にかつミスのない結果を求められる。

とにかく、何もかも、スピードが早いのです。

近年お越しくださる方々で、

「未来は見えますか？」

「未来はどうなると思いますか？」

とご質問をされる方が、まれにいらっしゃいますが、

少々勘違いをされていることがあります。

よく、【未来は決まっている】とか【人生は最初から最後まで全て決まっている】という言葉をお聞きすることがありますが、

それは正しいともいえるし、間違っているともいえます。

確かに生まれる前に決めてくることがあるのは事実なのですが、

絶対的にそうなりますよ、という絶対的保障がされているわけではなく、

人生で○○をしてみたい、○○を学んでみたい

という風に、やってみたいことの目標を決めてきたということであるに過ぎません。

あくまで目標なわけですから、【努力・精進】をやめれば、その決めてきたはずの目標を達成することは出来なくなるということです。

「未来すべてを見通せる人に視てもらったのですが・・・その通りにならなくて」

とのご相談が最近は多いのですが、当然のことといえるでしょう。

たとえば、山登りをするときに、お家で登山の準備をしているときに

「きっとあの山は道中に○○があって、私はその山をこうやって登って、そして登頂したときに、素敵なこういった景色を見た。私にはその未来が視えた！」

と思ったとします。

ですが実際、山を登ってみると、予想以上にハッピーなことや予想以上のトラブルが起こることがあるものです。

未来に気持ちが行き過ぎると、【心ここに在らず】になるので、注意力散漫になり、人生の迷子になってしまうこともあるのです。

未来が全て決まっているのであれば、もう悩む必要性はないと思うのですが・・・。

常に早急な結果を求めてしまう癖を見直すことは、現代社会のひとつの大事な課題のような気がします。

たとえ生まれる前に人生の目標は決めていても、決して完璧にそのようになるわけではない。

それだけ、この世は複雑で、不規則なものです。

僕も、日々のご相談をお受けするたびに真剣勝負と肝に銘じながら取り組んでいます。

いかに未来に意識がぶっ飛びすぎないように、今に心を取り戻すか。

【ローマは一日にして成らず】の言葉は本当に大事なことだと思います。

それでは今日も最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 あなたの潜在意識から読み解く・・・

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