人の心にタイムラグが発生している。テクニック、専門用語にクタクター。
ネガティブになったとき、弱気になったとき、
「自信を取り戻したい!!」との思いで自己啓発本を購入し、モチベーションを取り戻したり、柔軟な発想を取り戻すことは悪いことではありません。
しかし、自己啓発本のテクニックや専門用語に翻弄されると自分を見失うのは当然です。
「引き寄せの法則ってありますよね?あれ、実践しているのに全然効果がないんですけど、何でだと思います?」
こういった会話を耳にしたことがあります。
「引き寄せってどんなことをしているんですか?」とお聞きすると
「部屋で意識を集中し、潜在意識になりたい私をイメージさせている」とのことでした。
うーん、、、答えは明確です。
イメージすることはイメージトレーニングとしては大事だけども、肝心なアクションが無ければ勝手にイメージされた映像が実写化されることはありません。
「ラーメンを食べたい」
と思ったときに
部屋でずーっと集中してラーメンを食べてるイメージをすれば、そこにいきなりラーメンが出現するでしょうか?
「食べに行く」
「自分で作る」
「家族の誰かに作ってもらう」
何らかのアクションをすればたしかに願いは叶えられます。
ですが以下のスパイラルに陥るとなかなか抜け出せません。
↓
ラーメンを食べる際にどの選択肢がいいんだろう?
「自分では分からない。。」
「運気的に今は不安定と言われたから。怖い。」
「もしも自分が決めることが間違っていたら。。」
「どの方角のラーメン屋さんに行けばいいんだろうか。。」
「自信をつけるセミナーに通ってからラーメンを食べに行こう。うん、きっとそのほうがいい。。」
「美味しくなかったらどうしよう。。」
「せっかく行っても定休日だったらどうしよう。。」
ラーメンを食べることの方法に「正しい」「間違い」はありません。
食べたいラーメンを食べたらいいのです。
「さっきまでは食べたかったんだけど、今はいいや」
と思うのであれば食べなくてもいいのです。
今の時代背景でしょうか。
「成功=失敗」「失敗=成功」この繰り返しをしてゆくのが人生であるにも関わらず、「失敗はいけない」と思い込まさせられているこのイメージ自体を緩和することが大事なのだとつくづく痛感します。
僕も過去にこのスパイラルに何度も陥ったことがあります。
これ、クタクタになるんですよ。
何が正しいのか間違っているのか、自分の道が誤っていたのか、といろんなところに意識が囚われますし、八方塞がりに感じてしまうのです。
「ウォーキングをしたい」と思ったときに
「だが、その前にまずはウォーキングの正しい知識本を買ってから」
となるんじゃなくて今ウォーキングすればいいのです。
ウォーキングの正しい知識本を読み終えた頃には
「歩いた気分」になってしまい、
「ウォーキングは明日からやることにしよう」
に意識が変わってることありませんか?
人の心にタイムラグが発生してしまっている。
人の意識って不思議なもんです。
これからの課題です。
長々とした文章になりましたが、最後までお読みくださいましてありがとうございました。